WIZ-CODE.blog

JavaScriptやAjaxをテーマとしたブログです。

*

RPG制作ことはじめ

      2020/04/01

現在JavaScriptでRPGを鋭意制作中です。ただし、完成度は5%程度と未完成にもほどがある状況。システムを一から作る必要があるため非常に手間がかかるのです。たとえば、メニュー画面一つを作るのにも、アイテム、ステータスなど複数の選択があり、さらにステータスにはキャラクターごとのパラメーター、装備、特技/魔法といった情報があります。RPGといえば戦闘システムが重要ですが、それ以前に整備しなければならないものが山ほどあります。これに加えてストーリーやマップの設定、キャラの設定、武器・防具・アイテム、魔法・特技、モンスターなど……RPGに備わるすべての要素をそろえようとすると一人では気の遠くなるような作業になります。

status
ステータス画面の一部。HTML・CSS・JavaScriptで無理やり作った。

一方で、一人でRPG制作ができる点を売りにしたRPGツクールという便利なソフトがあります。私はいじったことがありませんが、このソフトには戦闘やメニュー、シナリオ進行などの基幹システムがあらかじめ用意されているので、利用者はストーリー作りに専念することができます。JavaScriptで同じようなものがないかと探したところ、意外にも存在し、ProtoRPGなるものを発見。ただ、英語サイトである点と、ツクールと違ってやはり操作や説明が不十分であることがネックとなり、結局自力で作ることに。

ただし、すべてを備えたRPGをシステムから一人で作るのは過酷すぎるので、RPGの要素のうち、なくても何とかなる要素があるなら省いてしまおうと考えました。

私がまず、ストーリーを省略することにしました。その根拠となったのが元祖RPGとして名高いウィザードリィです。このゲームの第一作は、地下深くにいる邪悪な魔法使いを退治することがプレイヤーの目的で、ゲームが始まったらキャラクターを作成し、地下へもぐっては地上へ戻るのをひたすら繰り返します。ストーリーもへったくれもありません。しかし、この一見単調な作業の繰り返しには、キャラの成長と宝の獲得という見返りがあり、これがプレイヤーを麻薬的に引き付ける理由でもあります。こうしたポイントを押さえておけば、FFシリーズのような豪華で泣ける(?)ストーリーを必ずしも用意する必要はないのです。

次にマップを省略します。つまり、RPGで定番の「村から旅立って世界中のお城や町を旅する」という設定を省くわけです。ありもしない架空の大陸や町を作って、それぞれに山や川、住人や家屋を配置し、さらにセリフとシナリオを用意するのは案外疲れます。RPGの売りのひとつがウィザードリィの例でも明らかなように戦闘システムであることを考えると、マップは無理に用意しなくてもいいのではないかと思います。実際に主だった要素が戦闘しかないRPGは結構あります。RPG以外ではカードゲームなどを参考にしています。

その他、キャラ数をドラクエ1のように一人にするとか(それはさすがにまずいか)。省くだけでなく新たに導入するものも含めいろいろ考えていく予定です。

 - JavaScript/Ajax, ゲーム , ,